

ピラティスとヨガは、よく似ている部分がたくさんあります。“西洋のヨガ”と言われていることからも分かるように、ピラティスにはヨガの要素が多く取り入れられています。その中でも2つの違いはどこなのか…それを知ることで、より効果的にエクササイズできるようになるでしょう。また、ヨガ発祥の歴史も併せて、ご覧ください。

ヨガはヨーガとも呼ばれ、古くから世界中で親しまれているエクササイズの1つです。最近は、女性の習い事としても人気を集めていますね。インド生まれのヨガ…その語源はサンスクリット語の「つなぐ・統合する・調和」という意味の言葉からきていると言われています。「ヨーガ・スートラ」というヨガの聖典の中では、“心の作用を静めること”と定義されています。体のゆがみ矯正だけでなく、リラクゼーション効果も抜群のヨガには、体の調節のために行う「ハタヨガ」のほかに、瞑想や心のコントロールを目的とする「ラジャヨガ」、奉仕の精神を養う倫理的な「カルマヨガ」など様々な種類があります。それぞれの特徴を知り、無理のない範囲で運動しましょう。

ヨガの発祥は、今から約5000年前の古代インドと考えられています。インド哲学の古典「カタウパニシャッド」に、ヨガに関する記述があり、そこでは、馬車の上手な操り方をたとえにして説明しています。その後、パタンジャリという人によってヨガの教典「ヨーガ・スートラ」を編集し、そこでは8段階の行法が紹介されています。それが基本となって、さらに細かな種類に分けられ現代まで受け継がれているのです。
ヨガは単なる美容と健康のためのエクササイズに限らず、医療の分野でも取り入れられています。インドでは1920年頃から、ヨガの科学的な研究が始められました。さらに現在、3つの施設がヨガ専門の研究施設として認定されています。
日本での最近のブームといえば、2000年頃にハリウッド・セレブによるもの…。アメリカでのブームに火がつき、それが日本にも伝わりました。そして、心と体のストレス発散に役立つエクササイズとして、女性を中心に人気を博すようになったのです。さらに、2003年には日本ヨガ療法学会が設立され、治療の一環としてもヨガが行われるようになりました。今後ますます、その効果が期待されます。

それでは、ピラティスとヨガの違いを見ていきましょう。主に動き方、呼吸法、鍛える部位、効果に違いが見られます。
分かりやすく表にしてみたので、参考にしてください。
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ピラティス |
ヨガ |
動き方 |
常に体を動かしながら行います。 |
ポーズをとって静止しながら行います。 |
呼吸法 |
息を鼻から吸って、口で吐く胸式呼吸をします。吸う際に肋骨が広がるように意識し、お腹が膨らまないようにします。 |
息を鼻から吸って、口で吐く(または鼻から吸って鼻で吐くでもOK)腹式呼吸をします。 |
効果 |
体のストレッチとともにインナーマッスルを鍛えることで、ゆがみやバランスを矯正します。バランスのとれた体づくりができます。 |
体をストレッチすること自体に重点が置かれています。肉体的な面に加えて、精神面での効果が期待できます。 |

みなさんは、“ヨガラティス”を知っていますか?このヨガラティスは、心身のバランスを整えて心と体を癒すヨガと、体幹を強化して、しなやかかつ引き締まった体をつくるピラティスを融合させた新しいエクササイズです!ルイーズ・ソロモンによって開発されたヨガラティスは、ヨガの呼吸法にピラティスの体の使い方を取り入れ、今大注目されています!2つのエクササイズのいいとこ取りで、筋肉や持久力をつけること以外に、大きなリラクゼーション効果をもたらします。